将来的にも働ける仕事に就きたいと考える人にとって、業界や分野の将来性は重要なポイントです。
医療の仕事に将来性はあるのかという疑問を抱いた場合、考え方によって結論が異なることを理解しておく必要があります。
将来性には、発展性と安定性という2つの観点があるためです。
ITのように飛躍的な発展を遂げている業界もあれば、建築のように安定した需要が続く業界もあります。
どちらも分野としては将来性があると捉えられていますが、IT業界では技術的な発展の影響で常に仕事を失うリスクを抱え、建築業界では目覚ましい社会変革を起こすような発展は見られていないのが実態です。
このような2つの角度から医療の仕事を見てみると、将来性がよく理解できます。
医療は発展性という観点では、成長業界に比べると劣ってしまうことは否めません。
新しい医療技術も次々に生まれてきているものの基盤となっている医学については同じなので、大きな変革が生まれることがほとんどないからです。
しかし安定性では優れていて、病気やけがのときに治療を受けたいという人は常にいます。
そのため医療の需要が絶えることはなく、仕事として選ぶと将来的にも安心です。
ただし、働く上では常に必要とされる仕事を選ぶことが大事です。
例えば看護師や作業療法士、薬剤師などのように、ITによって置き換えられてしまうようなリスクが低い職種を選ぶと、いつまでも安心して働くことができるようになるでしょう。
(看護師・作業療法士・薬剤師に興味がある方はこちら>『医療のお仕事』)